【速報】Amazon RDS for SQL ServerがMulti-AZをサポートしたのでやってみた
はじめに
待ってました!
ではやってみましょう!
対応された内容
- 対象はMicrosoft SQL Server 2008 R2及び2012の Standard EditionとEnterprise Edition。
- サポートされたリージョンはUS West (Oregon)とEU (Ireland)。US East (Northern Virginia)はまもなく利用可能。他の地域はまだ(東京待ってます!)
- SQL ServerのDatabase Mirroring機能によってAZ間のレプリケーションを実現している。
やってみた
今回はUS West (Oregon)でやってみました。
RDSのLaunchでMicrosoft SQL Server Standard Editionを指定して起動すると、[Step 2: Production?]画面で、Multi-AZにするかどうかを選択することが出来るようになっています!
[Step 3: DB Instance Details]画面では、以下のように[Multi-AZ Deployment]が選択出来るようになっています!なお、まだ本機能が有効になっていない東京リージョンでも項目は追加されているのですが、グレイアウトされています。しょんぼり。
[Step 5: Management Options]画面では自動バックアップの設定を行いますが、Multi-AZ構成の場合無効にすることが出来ません。[Enable Automatic Backups]を"No"にすると、インスタンス作成時に"The specified option group which contains Mirroring option cannot be applied to instances with backup retention set to zero."というメッセージが出てエラーになります。
Launchが完了すると以下のようにMulti-AZ構成になっていることが分かります!なお一番最初のMirroringはかなり時間がかかります。db.m1.large(200GB)で1時間くらいかかりました。
イベントを確認すると、Mirroringが行われていたことがわかります。
それではフェイルオーバーをしてみます!
フェイルオーバーが完了し、Availability Zoneがus-west-2aからus-west-2bに切り替わっていることが分かります。
イベントを確認すると、Multi-AZ failoverが発生していることが分かります。
ということで、Multi-AZでフェイルオーバー、出来ました!
まとめ
折角RDSでSQL Serverが動くのに、Multi-AZに対応したいが為にEC2上にSQL Serverを構築していた、という方も多いのでは無いでしょうか。今回のMulti-AZ対応によって、今後RDS for SQL Serverの導入が加速していくのでは無いでしょうか!
東京リージョンでの対応を待ってます!